かのんへのレクイエム 4 知りたくない [追悼]
西岡公園 2009年1月
それが、医療ライターとしての彼女の信念だった。
だから、病に苦しんでいる友人に対して自分が胃の摘出手術を受け、再発の恐怖と戦っている身でありながらも希望を捨てぬように、励まし続けてもいた。
「きっと良くなると信じることを止めてはいけないよ」
そう遠くに住む友に必死に電話で話かける彼女の姿を思い出す。
かのんへのレクイエム 3 水源池 [追悼]
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「かのん」(ペンネーム水月 秋杜)が亡くなった1カ月目の「お別れ」によせて。
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かのんが亡くなって1カ月目の日(2009年1月25日)、
彼女の家にお別れの花を手向けに行く途中、久しぶりにここに来てみた。
かのんへのレクイエム 2 雪豹 [追悼]
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2008年12月26日に亡くなった、「かのん」に捧げます。
ライターを職業としていた「かのん」が残したサイトはこちらです。
(「かのん」のペンネームは水月秋杜でした)
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君の親族や知人達が食事をとったり、お茶をのんだりしている待合室には何故か入る気がしない。
本当はね、ここには来ないでおこうと思った。
悲しみにつぶれないように、葬儀に出席したことで君へのお別れを済まそうと決めて家を出た。
でも、かのん、葬儀場に着いて君の遺影を見たらなんだか無性に胸がざわついたよ。
いつになく、やさしげで慈愛に満ちたような君の遺影からしばらくは目を離せなかった。
ざわざわと胸が騒ぎだし、やるせない思いが溢れ出てとうとう式が終わった後にここまでやって来てしまったよ。
かのんへのレクイエム 1 試練 [追悼]
写真 野幌森林公園 2008年12月
ザワザワとした胸の感じが少し遠くなってきた感じがする。
ようやくちょっと落ち着いてまわりのことを見ることができるようになった。