アン・サリーという音楽 [音楽]
- アーティスト: アン・サリー, Ann Sally, Bruce Artheur Johnston, Lasley Duncan, 吉田美奈子, Galvao, Tim Hardin, 細野晴臣
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2003/04/09
- メディア: CD
東京で2002年の春から2005年の春まで単身赴任生活をしていた。
若い頃には憧れの東京だったけど、40代半ばでの東京一人暮らしは、特に楽しくもなく・・・
何のあても無い日曜日にはCDショップをブラブラすることが日課となった。
渋谷のタワーレコードがぼくのお気に入りで、ここは店員さんのセンスがいいのか、面白い音楽をエンドとかで紹介していて、視聴三昧。
そうして見つけたお気に入りの一つがアン・サリー。
この人の歌い方はとっても良い。
どんな歌も自分流に、でもとってもさり気なく歌ってしまう。
独特の雰囲気をもっていて、聞く人の耳にとってもやさしい。
JAZZだったり、ロックだったり、ボサノバだったり歌謡曲だったり・・
あらゆるジャンルの歌を「アン・サリーという音楽」にしてしまう。
リズム感も現代の人らしくとってもノリがよく、アップテンポの曲も歌いこなす。
真正直で嘘のないやさしい人なんだなぁと思わせもするけど、ライブなんかでは力強さも感じる。
ロックに凝ったり、ブルースに凝ったり、ちょっとJAZZに傾いたりしたけれど、
今は「アン・サリーという音楽」が離せなくなってしまった。
ステージで歌うきっかけが憂歌団のライブを見たからだとか、(まさか、聞いた曲は「お掃除おばちゃん」だったりしてーっ!)
実は、心臓内科医であるとか、
最近はお母さんになったとか、
「おっさん」という名前の本当におっさん顔の犬を飼っているとか、
プロフィールもただものではない。
最近は気の会う人、みんなにアン・サリーを薦めている。
ぼくとフィーリングの会う人はほとんど気に入ってくれる。
面白いのは、みんな日本の曲が先ず気に入るってこと・・
選曲がこれまた、よいのです。
「週末のハイウェイ」「胸の振り子」「蘇州夜曲」「アフリカの月」「こころ」・・・
なんともユニークで、今更ながらに良い曲ばかりだ。
この年代の人がどうしてこういう歌を知ったのかと思うほど・・・
ぼく的には日本の歌の中では最新作に入っている「アフリカの月」がとっても好きです。
西岡恭三が残した、この名曲をこういう風に歌ってくれて本当にうれしい。
この二枚のアルバムはレーベル違いで同時発売ということで、当時めっちゃファンを混乱させましたが、どっちがどうということなく、二枚とも素敵です。
どちらも始めて、アン・サリーに触れる方にはお薦めで、ジャケットの気に入った方をどうぞ。
でも、ジャケットまで似てて迷うんだよなあ・・・
つまり、お金に余裕があれば二枚とも聞いたほうが反省が残らなくていいです。
追記:畠山美由紀もこのころ大好きになったのです。東京にいる間に二人のライブを見たかったのだけれど、かないませんでした。
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